お雛様の笑顔に願いを乗せて

ツイッターをご覧いただいたことのある方はご存じかも知れませんが、おおよそひと月ごとに玄関の絵手ぬぐいを飾り変えています。

3月はお雛様の絵柄。人形はありませんがこの柄だけは毎年変わらず飾ります。

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元来流し雛など災厄から子どもを守るという意味を持っている雛祭り。

これに限らず日本には(もちろん世界各地にも)無病息災を願って特定のものを食べるとか飾り物で災厄を払うという風習が多くあります。

古くから目に見えずに広まる病や人の力ではどうにもならない天災などを憂い何とか遠ざけたいという気持ちは強かったでしょう。

 

科学技術の発達によって様々なものが見えるようになってきた現代においても、未知の病はやはり恐ろしいものです。

私には現在日本で取られている対策がベストなのかどうか、ベストでないならばどうすれば良いのか、などを論じられるほどの知識はありません。

過剰な心配もしたくないけれど、楽観視も出来ない。

現状私個人としての困りごとはそれほど無いのですが、身内には高齢者もおりますし既に仕事等にダイレクトに影響を受けている者もおりまして

明確な終わりが見えることではないだけにもやもやとした不安は常に感じていたりします。

 

様々な声が様々なところから出てくる状況のなか、私にできることは

しっかり食べてほどよく動いてたっぷり寝て、換気消毒手洗い咳エチケットを心がける

くらいでしょうか。

お雛様に世界中で巻き起こっている問題を押しつけて払い流してもらうわけにもいきません。

情報はよく見定めて、安易に飛びつかないように

不安に駆られすぎてしまわないように、でも他人ごととは思わずに

冷静に穏やかに、暖かな春が来ることを願うばかりです。