拓いて 続いて 踏みしめて

今更ですがテレビ誌年末年始特大号を購入いたしまして。

テレビガイドでしたか、メンバーからメンバーへの一言の中で坂本さんから岡田さんへの「パイオニア」という言葉が非常に印象に残りまして。

岡田さんが少し前にアクションについてメンバーから直接言葉をもらえて嬉しかった、救われたというようなお話をされていたこともありましたが、こういう言葉を雑誌でもお話してくれて嬉しいなあという気持ちと

岡田さんが「パイオニア」と呼ばれるほど、後に続いてアクションを本格的にやっていらっしゃる後輩さん達が増えているんだなあという感慨と。

 

だってもし本格的にやり続けているのが岡田さんだけだったら「パイオニア」ではなく「独壇場」「専売特許」ですよね。

生田斗真さんや山下智久さんのようにアクションについてアドバイスをもらったと直接お話されている後輩さん達がいらっしゃるのはもちろん知っていますし、週刊誌ネタはどこまで真実か分かりかねますが事務所で岡田さんがアクション指導をしているという話も目にします。

でもこうやって坂本さんが直接「ジャニーズのパイオニア」とコメントしてくれたことで、岡田さんが切り拓いてきたジャンルがジャニーズの中でしっかりとした1つの道になっていってるんだなあと改めて感じられたんです。

 

アクションに限らず、歌やダンス、芝居、トーク・MC、どのジャンルにおいてもそれまで未知の領域だったものを切り拓こうとしてきた人がいるはずです。

そしてそれに続く人がしっかりとその道を踏みしめてきたからこそ、そのジャンルが確立したものになったんだと思います。

最初から王道である道なんてないはずです。

邪道と呼ばれたり、獣道のようなものだったことだってあったはずです。

切り拓くことは大変なことです。しかし後に続くことだって楽ではありません。

一見綺麗に舗装された道でも適切な装備が無ければ転んでしまうかもしれないし、レールの上に乗っかって楽をしているように見えても実はバランスを取るのがもの凄く難しいかもしれません。

 

岡田さんはジャニーズ事務所で本格的なアクション俳優というジャンルを切り拓いてきた人だと思っていますが

そもそも彼が本格的に映画に進出したのはジャニーズ事務所が映画制作に力を入れ始めた、という道がきっかけでもあるわけです。

そして今、岡田さんが将来に継承していかなければと考えている時代劇というジャンルも先人達が切り拓き踏みしめてきた大いなる道です。

誰か一人の力だけで拓ける道なんて無いし、後に続く人がいなければそこは道にはならない。

「パイオニア」という言葉は誰か一人だけを指すものではなく、そのきっかけや後に続く人、過去も現在も未来も含めたひとつの「道」への大いなるリスペクトがこもった言葉だ

と、考えてしまうのは少々大袈裟かもしれませんが

「何を目指しているんだ」と言われていた岡田さんのアクションへの情熱や努力の行く先が、色んな人の目に見えるようになってきているのかな、なんて勝手に嬉しくなってしまっています。

 

きっとまだまだ岡田さんにとってもエンタメ界にとっても道半ば、というより終わりのない旅路なのでしょう。

これから先もまた新たな道が切り拓かれるかもしれないし、今進んでいる道にも新たな目標が出てくるのかもしれない。

見ているだけのこちらは転びはしないか穴は開いてやしないか先は崖になっていやしないかと時にハラハラもするのでしょうが、きっと岡田さんは今までと同じようにずっと前を見据えて行くんだろうなと思います。

岡田さんだけでなく、拓いていく人、続いていく人、前へ進もうとする全ての人に敬意を表して

その道の行く先に幸多からんことを願っています。